ほてっぷブログ : 3つの手順で背景がボケた写真を撮る!デジタルカメラのボケのお話
前回では撮影方法についての説明でしが、今回は実際に3つの手順の実例写真をご紹介します。
では早速写真を見てみましょう。
1.できるだけ望遠で撮影する。
28mm f/2,8 |
それではおなじf値で望遠側にズームしてみましょう。
75mm f/2.8 |
28mmの写真ではロアルドロスさんがトカゲっぽい何かというのはわかると思いますが、75mmまでズームしてしまうと、もう紫の何かとしか認識できないほどにボケてしまっています。
※当然、ズーム後にカメラやフィギュアの位置関係は変更していません。
2.できるだけf値を小さくして撮影する。
まずf値が大きい写真を見てみましょう。
50mm f/16 |
はい ダンボーさんもくっきり、後ろのロアルドロスさんもさっきよりもわりとくっきり写っています。
ではぼかすためのお約束「f値を小さく」して撮影した写真がこちら。
50mm f/1.8 |
ダンボーさんは顔が平面的なので、顔にはピントがあってくっきり写っていますが、f値の大きな写真では姿が見えていたロアルドロスさんがf値を小さくすることでボケてしまい、紫色の何かになっています。
このようにf値をできるだけ小さくすることでボケ量を多くできます。
3.できるだけ被写体に近寄って撮影する。
ではまずはやや離れて撮影した写真がこちら。
50mm f/1.8 |
先ほどのf値の説明に使用した写真と同じものです。
それではカメラの設定はそのままでダンボーさんにギリギリまで近寄ってみましょう。
50mm f/1.8 |
いかがでしょうか。
設定そのままで近寄っただけで、後ろのロアルドロスさんが、より謎の生命体になっているのがわかるでしょうか。
設定自体はそのままですが、被写体とカメラの距離がかわると背景のボケ方が変わるというのがこの比較でわかっていただけるでしょうか。
今回は説明用としてわかりやすいようにフィギュアをボカしてボケ量をみているので、ごちゃごちゃして汚い写真になっていますが、実際には背景をぼかす際にも綺麗にボケる背景を探して撮影することをお勧めします。
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